社殿木部の退色再生。施工の流れとともに詳しくご紹介します。
施工対象の状況
対象は、地域に根付いた神社の本殿・社殿。築約100年が経過しており、柱・破風・木部全体に経年による色やけが目立つ状態でした。表面の木目の色が褪せ、全体的に白っぽい印象になっていました。
担当者様からは「大規模な改修工事は費用・期間の面で難しい。できるだけ今の状態を蘇らせたい」とのご要望をいただいていました。
施工前の確認
施工前に現地調査を行い、以下の点を確認しました。
- 木部の劣化具合(表面のみの退色か、内部まで腐食が進んでいるか)
- 施工範囲(柱・破風・彫刻部分など)
- 足場が必要か否か
- 雨がかりが多い部分・少ない部分の確認
今回の社殿は、表面の色やけが主な問題で、木材の内部まで著しく腐食しているわけではない状態でした。UVキラー🄬による施工が有効と判断し、施工に入りました。
施工の流れ
1. 足場設置・養生
高所部分の破風・軒まわりに施工するため、足場を設置しました。施工箇所以外への飛散防止のため、養生も行いました。
2. 洗浄
木部全体を中性洗剤と水で丁寧に洗浄しました。長年蓄積した汚れ・苔・ホコリを取り除きます。細かい彫刻部分はブラシを使って丁寧に清掃。洗浄後は十分に拭き上げました。
3. 乾燥
洗浄後、木部が完全に乾燥するまで時間を置きました。水分が残っているとコーティング剤の密着が不十分になるため、この工程は重要です。
4. UVキラー🄬塗布(1回目)
平面の広い柱・板材部分には専用ハケを使用。彫刻部分など複雑な形状の箇所はスプレーガンを使い分け、塗り残しがないように丁寧に施工しました。
5. 乾燥後、2回目の塗布
1回目が乾燥したことを確認し、同様の手順で2回目の塗布を実施しました。
施工後の変化
施工完了後、白っぽく退色していた木部の木目が鮮やかに蘇り、社殿全体が引き締まった印象になりました。
この事例から伝えたいこと
神社・仏閣の木部は、定期的なメンテナンスによって美観を長く維持できます。「色あせが目立ってきた」「でも大規模工事はすぐには難しい」という状況であっても、UVキラー🄬による再生という選択肢があります。
まずは現地を確認した上で、どのような施工が適切か判断しますので、お気軽にご相談ください。